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米国の火星探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」の撮影した画像を分析したところ、火星のクレーター内で、7年以内に新しくできた峡谷のような地形が見つかった。液体が流れた跡の可能性がある。火星には太古に海があったことが確実視されているが、現在も地表に水が流れ出ていることを示唆する成果として注目される。探査機に搭載されたカメラを開発した米企業の研究者チームが、8日付の米科学誌サイエンスに発表する。(1面NEWSLINEに写真)
チームは99年と06年に撮影された火星表面の画像を詳細に比較し、99年の画像にはない新しいクレーター20個と、液体が流れてできた峡谷のような地形2カ所を見つけた。峡谷はいずれも南半球の中緯度のクレーター内壁にあり、長さ数百メートル。地下の氷が溶けて、水が地表に流出した跡と推測している。 佐々木晶・国立天文台教授(惑星科学)は「現在の火星表面では気圧が低すぎ、液体の水はすぐに蒸発してしまうが、地下の氷が溶けて地表に噴出し、小さな土石流を起こした可能性はある。水が噴出した場所なら、生命の痕跡が見つかるかもしれない」と話す。 マーズ・グローバル・サーベイヤーは火星上空で9年以上観測を継続。活動中の探査機6機で最古参だったが、通信が途絶えて先月、米航空宇宙局(NASA)が観測終了を宣言していた。 PR |
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